スタートアップクラスがスタートして5ヶ月。おかげさまで、多くの子供たちがレッスンに参加してくれています。
特に3~4月は年度の代わる時期なので、なにかを始めたくなる気持ちと相まって、そういった流れになっているのだと思います。
ここ1ヶ月は20人を切る日がなく、先週はスタートアッププクラスとスタンダードクラスを合わせて35人もの参加者が…。新規で体験に来た子もたくさん!
それまで、ジュニアチームに所属しているような子供向けの『キッズクラス』がありましたが、所属チームの練習時間も関係しているため、参加者はさほど多くない日もあったので、いっそのこと小さい子を連想する『キッズ』という言葉を廃止にして、中学校に部活のない子や、授業などで興味を持ったような中学生も参加しやすいように、『スタンダードクラス』の名称にリニューアル。
すると、一気に問い合わせも増え、電話が鳴らない日はないほどです。メールやインスタグラムでの問い合わせも多く、バレーに興味を持ちながら、なかなか始められないでいた子たちが多くいることを実感している今日この頃。
スタートアップクラスとスタンダードクラスの違いって何?っていうのが一番気になる部分だと思うので、簡単に説明すると、スタートアップクラスは初心者~初級レベル、スタンダードクラスは初級~中級レベルです。詳しくはこちらをご覧ください。
ただ、明確な線引きができないため、3月末に『昇級テスト』なるものを実施し、「これができる子はスタンダードクラス、これができないうちはスタートアップクラス」とクラスを分けることにしました。
レベルの差が小さくなるので、クラスが分かれることで、レベルに合った指導が提供できるので指導がしやすいのはもちろん、初めて参加する子も参加しやすくなると思っています。
スタートアップクラス立ち上げ当初から参加している子の中にはスタートアップクラスでは持て余している子もいたので、このタイミングで分けよう!ってことになり…。
初回の合格は4人。
これではスタンダードクラスが寂しいので、ある程度の人数になるまでは『申告制』で受験可能にしています。中学生は授業で経験があったり、体格的なものや筋力的な部分でも、スタートアップクラスでは、すぐに物足りなくなると思うので、早い段階で昇級できるように。
すると、先週、初回のテストに落ちてしまった子(中1)が、見事合格!
受験中、下級生たちが「〇〇がんばれ~!」と大応援!
一緒に頑張ってきた下級生たちが、「おめでとう!」と祝福し、そこには実に微笑ましい光景がありました。
中級レベル以上の力をもったバレーボーラーにしてみれば、「そんなことができたくらいで…」っていうくらいのものです。でも、初心者・初級レベルの子たちにしてみれば、すごく高いカベであり、テストも大緊張!
そして「次は自分だ!」と下級生たちが息巻いてます。
翌日には、5年生たちが「テスト受けたいです!」と申告。
先日の練習で、前回できていなかったスパイクジャンプができるようになっている。「この子はこの1週間、一生懸命努力したんだろうな」と、努力のあとが伺えました。
ドライブ回転もかかるようになっていたり、みんなそれぞれに目標を持って努力してきたのが見えて、とても嬉しいし、みんな合格させてあげたい!と思ってしまいます。
しかしながら、結果は明暗が分かれ、合格できなかった子は号泣。それだけ頑張ってきたのだと思うと、合否を判定する僕らも泣きそうでした。
でも、子供たちのためにも、できていないことはできていないと知ってもらって、ますます頑張ってもらいたい!
テストや試合は、努力だけでなく、運とか、その日のコンディションとか、いろいろな要因で変わることがあるものです。何が起こるかわからないのがスポーツだから。
しかしながら、僕個人としては、子供のうちは「うまくいくこともあれば、そうでないこともある」ことや、「努力は必ずむくわれる」ということを学んでほしいと思っているので、合格できなったときに「努力が足りなかったのかも?」「もっともっと頑張ろう!」と思って、歩みを止めないでほしいです。
この日、参加人数が多かったので、夜のクラスの中学生に練習のサポートをお願いし、部活のない子たちが3人駆けつけてくれたのですが、『今ではできるようになったことで忘れかけていた気持ち』を思い出させてくれる良い機会になったのではないでしょうか。
テストの内容自体は、時間をかけて努力をしていけば必ずできるようになるものなので、一度や二度の失敗で『がんばる自分をあきらめないで』ほしいと思っています。
頑張っている姿はちゃんと見てるし、転んでくじけた分だけ、合格したときの喜びは計り知れないものになると思います。人より遅れてもいい。いつか目標が達成できますように…。
Comentarios