7月に入りました。もう下半期です。今月はイヤ〜な誕生日が控えてます(笑) 歳とりたくねー。 でも、5月の中旬くらいから、超超面倒くさいことがあって、ようやくスッキリしたので、下半期は好転するはず。 先日、関テレの報道ランナーで、部活動の地域移行の話題が取り上げられていました。
いよいよ3年以内に土日の部活動は地域に移行していくことになるとか…。
そもそも、この件は数年前から準備が始まっていて、教師の働き方改革に向けた取り組みです。
先日、この本を読みました。『ブラック部活動』という言葉はよく耳にしますが、いくつかの種類に分かれると思います。
1,ブラックな活動をしている部活動
2,部活動は教員の職務に含まれてないのに半強制的に顧問をさせられる
3,専門的な指導が受けられない部活動
この本は、2番目に挙げた内容を中心に取り上げたものでした。要は「先生っちゅうのは大変なんだよ」って話。先生だって、1人の人間で、母で、父なんだと。
職務外なのに、子供たちのために身を粉にして部活動の顧問をやっているんですね。
もちろん、部活動の顧問をしたくて先生になった人も一定数います。が、必ず専門(希望)の部活動顧問になれるわけではありません。
統計では、約50%の教員が部活動の顧問をやりたくないと答えており、また、50%が専門知識もないまま顧問になっているそうです。
本の中に例えがありましたが、「私の専門は理科やけど、英語を教えまーす」と言ってるようなもので、それが学校の授業で当たり前に起こっているとしたら…。
しかも、英語や理科は50分の授業が週に3〜5時間ですが、部活動は週に10時間以上。10時間以上も専門じゃない人に習ってるとか…。
かといって、先生だって、中には努力して知識を得ようとしたり、誰かに技術的なことを教えてもらったりして、頑張る先生もいます。ルールを覚えるために本やDVDを買ったり、教室に通ったりしても、それは全部自腹なのです。
そんなん、先生やねんから責任持ってやってもらわな!
そんな声が聞こえてきそうですが、いやいや、職務規定の中に部活動のことは記載がないのです。
長年の歴史と慣習で成り立っているのが部活動です。
あ、ちなみに僕は部活動は大好きだし、子供たちもやった方がいいと思ってる派です。
現代の教育機関を取り巻く環境は数十年前とは大きく変わっていて、特に子供たちの安全に関わることには非常に厳しくなっており、先生の仕事量も増大しています。
何かあれば、すぐに親が怒鳴り込んでくるし(笑)、世間の批判を浴びないよう、より慎重に、より保守的に…とならざるをえません。
そこに部活動の顧問までやらされたら、たまったもんじゃありませんよね。
そんな過労死レベルで仕事をしている教員の働き方を改革すべく、スタートしたのが『部活動外部指導員制度』です。
外部指導者への期待は高まっているそうなんですが、結局は部活動は学校生活の延長線上にあり、外部から部活の時間だけ指導に来るいわゆる『よそ者』には、まだまだ居心地の良い空間ばかりではありません。
2013年の調査結果では、「外部指導者との連携が難しい」と、中学教員が27%、高校教員が30%答えているそうです。その中身は、「外部指導者が実権を握っていて口出しできない」とか、「子供の学校生活を理解しておらず、保護者や職員とのトラブルに発展する」というものです。
部活動は自由参加が基本ですが、自由がゆえに強制され、過熱傾向になったりします。いろいろ曖昧だからです。
つづく…
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