オーカバレーボールスクールや、おおさかバレーボールスクール、そして部活動やジュニアチームを指導していると、いろんな子(人)に会います。当たり前やけど(笑)
初めて会った時、ボール遊び(コーディネーショントレーニング)や、パス基本を見ながら、その人が器用か不器用か?その程度はどのくらいなのか?がだいたいわかります。
指導をする中で、身振り手振りを含めた言葉で説明すると、すぐに頭にイメージできてしまう子、見本を見せるとできるようになる子、見本を見せてもうまくできない子…。
これが、いわゆる運動神経ってやつですね。
運動神経は、小学校低学年でほぼ成熟してしまいます。
だから、僕が出会った時には、だいたい成熟した状態なんですよね。
せやから、備わっているもの・いないものは、仕方ないことなので、あとはその子にどうアプローチをしていくか?が、僕の役割だと思ってます。
上達するために重要なことは、『ボディーコントロール』。自分の身体を思いどおりに動かす能力のことですが、その前に自分の身体がどう動いているかの『気付き』はもっと重要です。
「もっと肘を伸ばして!」って指導しても、全然伸びていない時、「できてない」のではなく、「本人はできているつもり」だという場合が多い。
時には動画を撮って、「こうなってるよ」と示すことがありますが、問題解決にはなりません。肘の問題は解決しても、また別のことで『できているつもり』になるからです。
自分の身体がどう動いているかがわからないと、自分で思いどおりに動かすことは難しいものです。
ですが、「自分は不器用だから」と、ひとことで片付けるのは、僕はちょっと違うんじゃないかと思っています。
1~2回やればできる子(いわゆる器用)、10~50回やればできる子、100回やってもできない子(いわゆる不器用)
やればできる子は、僕は器用な部類に入るのかなと思います。100回やってもできない子は、1000回だったらできるのか?10000回だったら…。
大事なことは、「できるまでやるか・やらないか」であって、できるまで頑張ろう!と思っているなら、それは目標達成までの『途中』です。歩みを止めなければ、それはまだ『途中』なのです。
その『途中』の道は、不器用であれば不器用なほど、いろんな経験をするでしょう。さらりとできるようになって、素通りした人には経験できないものを得ることができます。そう考えれば、不器用なことすら長所に思えるから不思議です(笑)
僕が言いたいこと。
不器用とか、器用とか、
どっちでも良くね?
それを考えても悔やんでもしゃあないやん。
自分は不器用やから…⤵️⤵️⤵️というネガティブ発言やめて、自分は不器用やからおかげでこんな経験できました!⤴️⤴️⤴️の方がずっと楽しい。
器用でも不器用でも、できるまで頑張って、できてしまえばみんな同じ。
器用なことは間違いなく長所ですが、不器用なこともまた長所なのだと、僕は思います。
ただ、できるようになるまで1000回必要なら、1000回練習する時間を見つけて努力しないと、他人(ひと)に追いつくことはできません。自分が不器用だと思うなら、他人以上に練習して、頑張りましょう!
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