top of page

器用とか、不器用とか

更新日:2022年3月7日

オーカバレーボールスクールや、おおさかバレーボールスクール、そして部活動やジュニアチームを指導していると、いろんな子(人)に会います。当たり前やけど(笑)


初めて会った時、ボール遊び(コーディネーショントレーニング)や、パス基本を見ながら、その人が器用か不器用か?その程度はどのくらいなのか?がだいたいわかります。


指導をする中で、身振り手振りを含めた言葉で説明すると、すぐに頭にイメージできてしまう子、見本を見せるとできるようになる子、見本を見せてもうまくできない子…。


これが、いわゆる運動神経ってやつですね。


運動神経は、小学校低学年でほぼ成熟してしまいます。


だから、僕が出会った時には、だいたい成熟した状態なんですよね。


せやから、備わっているもの・いないものは、仕方ないことなので、あとはその子にどうアプローチをしていくか?が、僕の役割だと思ってます。


上達するために重要なことは、『ボディーコントロール』。自分の身体を思いどおりに動かす能力のことですが、その前に自分の身体がどう動いているかの『気付き』はもっと重要です。


「もっと肘を伸ばして!」って指導しても、全然伸びていない時、「できてない」のではなく、「本人はできているつもり」だという場合が多い。


時には動画を撮って、「こうなってるよ」と示すことがありますが、問題解決にはなりません。肘の問題は解決しても、また別のことで『できているつもり』になるからです。


自分の身体がどう動いているかがわからないと、自分で思いどおりに動かすことは難しいものです。


ですが、「自分は不器用だから」と、ひとことで片付けるのは、僕はちょっと違うんじゃないかと思っています。


1~2回やればできる子(いわゆる器用)、10~50回やればできる子、100回やってもできない子(いわゆる不器用)


やればできる子は、僕は器用な部類に入るのかなと思います。100回やってもできない子は、1000回だったらできるのか?10000回だったら…。


大事なことは、「できるまでやるか・やらないか」であって、できるまで頑張ろう!と思っているなら、それは目標達成までの『途中』です。歩みを止めなければ、それはまだ『途中』なのです。


その『途中』の道は、不器用であれば不器用なほど、いろんな経験をするでしょう。さらりとできるようになって、素通りした人には経験できないものを得ることができます。そう考えれば、不器用なことすら長所に思えるから不思議です(笑)


僕が言いたいこと。


不器用とか、器用とか、


どっちでも良くね?


それを考えても悔やんでもしゃあないやん。


自分は不器用やから…⤵️⤵️⤵️というネガティブ発言やめて、自分は不器用やからおかげでこんな経験できました!⤴️⤴️⤴️の方がずっと楽しい。


器用でも不器用でも、できるまで頑張って、できてしまえばみんな同じ。


器用なことは間違いなく長所ですが、不器用なこともまた長所なのだと、僕は思います。

ただ、できるようになるまで1000回必要なら、1000回練習する時間を見つけて努力しないと、他人(ひと)に追いつくことはできません。自分が不器用だと思うなら、他人以上に練習して、頑張りましょう!

閲覧数:141回0件のコメント

最新記事

すべて表示

バレー部がない?!

日本の少子化は深刻な社会問題となってますが、学校の部活動にももちろん影響しています。 全国の部活動活動実態調査では、そのほとんどが減少傾向にあります。野球、サッカー、バスケなど、人気のスポーツでさえも減少傾向にあるのは、少子化の影響をモロに受けているからです。...

部活動する以前の問題

学校の部活動では、バレーがしたくてバレー部に入部したのに、バレーとは関係ないことで怒られたり、子どもたちからすると「理不尽だ」と感じるようなことの連続です。帰宅すると、「わけのわからんことで怒られた」とか、「1時間くらい説教されてたから、ほとんどボール触らんかった」なんて話...

発達障害とかいう現代病について

まずはじめに、『発達障害』という言葉を多用していることについて、違和感を抱きながら書き綴っています。障害と表現していいのか?現代病という『疾病』のような扱いがふさわしいのか?他の適した表現がわからないまま、このブログを書くことにしました。...

Comments


bottom of page