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競争しないという考え

突然スケボーの話。 東京オリンピックでは、新競技として注目を集め、日本はメダルも獲得しました。 報道番組でも話題になりましたが、スケートボードは他競技とは決定的に異なる慣習というか、特徴があります。 お互い高め合って、称えあうこと。 すごい技を習得したら、友達に披露して、教え合うらしいです。 ボルダリングも、競技者同士で話し合って、どう攻略するかを考えたりするそうですね。 誰かに勝つことや、認めてもらうこと、ライバルを倒すこと、記録を塗り替えることがスポーツの醍醐味であり、国内、チーム内でも熾烈な代表争いもあります。


そんな中で、スケートボーダーはオリンピックでメダルを取ることより、世界のスケボー仲間と友達になることの方が大切だと言います。しかも、インタビューされた人のほとんどが…。


メダリストも、メダルを獲得できたことより、自分のトリックを成功できたことや、それを見てもらえたことが嬉しいと答えます。

これがキレイごとなのか、本心なのかわかりませんが、スケートボーダーの心得として、小さい時から植え付けられてるんですね。 スポーツって、誰かと競争して、勝ち負けがあって、勝つことの喜び、負けた悔しさを力に変えて頑張るものだと思ってました。 コソ練は、誰かを追い越したり、出し抜いたりするものだとも思ってます。 スケートボードの世界の寛大さというか、勝敗を超越した競技の素晴らしさを知り、自分のコミュニティもそういう場所になればいいなと思っています。 大学4年生の就活の時、僕はある就職課の方にかなり気に入ってもらっていたようで、とある大手企業の面接予約の解禁日を「オマエだけに」と言って、教えてもらったんです。 僕は、就活仲間に連絡して、「◯月◯日の◯時から面接の受付があるよ」と教えました。 そしたら、就職課の方に「アホか」と呆れられました。


自分としては、自分だけが得た情報を独り占めするような小さい奴が面接に受かるはずがないと思ったし、それで合格しても意味がないと…。


就活仲間との競争というより、企業に自分がマッチするかどうか?が大切であって、企業もまた、多くの中から必要だと思う人材を選ぶものだと思います。


そこは落ちましたけど…(笑) 誰かに勝つとか、認めてもらうとか、追い越すとか、わりと小さいことです。もちろん、チーム内のレギュラー争いや、ライバルに勝たないことには試合にも出れないわけなんですが、目標がライバルだと、それに勝ったからといって試合に勝てるとは限りません。


自分の習得したい技術、なりたい選手像にフォーカスして練習していくこと。


その結果がライバルに打ち勝つことや、試合の結果につながります。


スケボーの世界も、メダルや順位はただの結果であって、それがすべてではない。


これがスポーツの真理なのかもしれません。


JOCの選考会や、チーム内のレギュラー争い、練習試合や公式戦、これから幾度も競争をしていかなければなりません。


誰かに勝つこと。その前に、自分がどうありたいか?を考えてプレーし、練習を積んでいけば、結果はより良いものにつながっていくのではないでしょうか。

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